庭に植えられている他人の木を切った
移住してすぐに裏庭に植わっている3本のシキミは切らずに残しておいてくれと言われた。
自分が買った土地なのに理不尽に感じたが、移住したばかりなのでトラブルを避けるため了承した。
仕方がないので、シキミを避けながら開墾して、菜園用の畝をたてた。
裏庭をキレイに開墾しているのを見て、近所の人がシキミの持ち主に、人の土地に自分の木が植わっているのはおかしい事なのだから切りなさい、と諭してくれたようだ。
ようやく、3本あったうちの2本は移植してくれたが、1本は残ったままだった。
どうやら、もしも移植したシキミが枯れた時の為に、保険で1本残しておいてくれということだった。
移住してきて3ヶ月が過ぎ、ようやく自分の庭から他人の木がなくなると安堵したのに1本は残ったまま。
なんだか突然、もうええわ!
という感情がわいてきて、保険で残された最後の1本のシキミを切ってしまった。
すぐさま、根っこを掘り起こし、残されたシキミは枯れてしまい跡形もなくなったことにした。
スッキリ!
やっと、モヤモヤがなくなった。